何処へ行くの、あの日のネタバレ感想をしていきます。
このゲーム、メインヒロインは主人公の妹である『絵麻』です。ですが、絵麻はある意味でラスボス的なポジションのキャラクターでもあります。
絵麻には可能性世界を見る能力があり、このゲームの各ヒロインルートは、絵麻が見ている可能性の世界です。絵麻は兄である主人公と結ばれる世界を探し、数々の世界線を見ていました。しかし、絵麻が主人公に想われる世界線は存在しませんでした。ただ、一つの例外を除いて。
その世界線が、このゲームの最初のシーンである『絵麻が自殺した世界』です。流れるBGMは『Outer planet』直訳すると『外側の惑星』です。誰もクリアしていない状態でゲームを始めると、精神科に通い三枝先生にカウンセリングを受ける主人公の姿があります。そして、ゲームをクリアするごとに最初の場面は変化し、直前にクリアしたヒロインと主人公の会話から始まります。主人公はヒロインに、なぜ絵麻は自殺したのか、といった問いかけを行います。誰にもわからないことです。絵麻が主人公の心を手に入れる唯一の方法が、主人公の心に治らないほどの傷痕を残すことだった。悲しすぎます。
ヒロイン攻略のルートが半固定されていて、(桐李・一葉・智加子)→千尋→絵麻→true endとなっています。最終的に絵麻は全ての世界線を探しても、主人公と結ばれる世界線は存在しないことに気付き、主人公を諦めます。
本当に、すごいシナリオです。これ絵麻ルートで幼馴染たちが主人公の下を離れて行ったり、結構鬱というか心が苦しい展開が続いたりするんですよね。他のヒロインのルートでも鬱展開があったり、そもそも他のヒロインルートは最終的に絵麻によって消されてしまうので、最終的にはバッドエンドだったり。
文字だらけになってしまいましたが、終盤の世界線の移動が多すぎたり、わかりづらいことがあったり、結構難しい作品です。
このシナリオを描いた呉先生が何処へ行くの、あの日の前に作った『あした出逢った少女』も名作らしいので、機会があったら(パッケージが手に入ったら)やってみたいと思います。
シナリオの根幹に関わるネタバレは他サイト様が僕より100倍上手く解説していますので、そちらをご覧ください。そもそも、この文章も一度クリアした人向けの文章ですね。
ここまで読んで下さった方いましたら、ありがとうございます。
何処へ行くの、あの日は結構思い出深い作品なので、いずれまたしっかり1からやり直して記事を書こうと思っています。忘れてることが多すぎますね…。このゲームをかなりしっかりネタバレ考察したサイトがあったのですが、最近探したら無くなっていました。僕がやるしかないですかね?
次回からはまた鬼がくる。の感想などを書いていこうと思います。(久しぶりにまともにゲームやるなーなんて思います)
しばらくはこのように昔やったゲームと今進めているゲームを並行してブログを書こうと思います。
ではまた。
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