鬼がくる。【ネタバレ感想 晴子ルート】

ゲーム

鬼がくる。晴子ルートをクリアしました。

ネタバレ感想書いていこうと思います。ネタバレ全開で行きますので、今からやるからネタバレ見たくない!という方は、キャラクター紹介もしていますのでそちらをどうぞ。

晴子ルートは、晴子の病気の原因と晴子と陽人(主人公)の姉弟2人で暮らしているのか、ということについて明らかになります。晴子と主人公の両親は離婚しています。幼少期の晴子は(今もですが)不器用で要領が悪く、親から虐待のような扱いを受けていました。対して陽人は器用で要領が良く、両親から(表面上は)可愛がられます。そのため、晴子には幸魂(人を愛し愛されることで存在する魂)が欠落し魂が欠けた状態でした。それが晴子の病気の正体です。

劇中陽人は『晴子がそうしたいこと』をします、晴子の望みを叶え続けます。しかし、それは晴子を愛しているからではなく、自分が晴子から受ける愛を失いたくないから、であったと虚姫は陽人に詰めます。陽人も両親の虐待の被害者です。

相手が望むことをしなければ、相手に嫌われてしまう。陽人はそう思っているからこそ、誰にでも優しく、何もかも気付かないふりをするような人間になってしまいました。これ、陽人だけではなく自分にも刺さりました。基本明るく馬鹿話で進んでいくので、ここは少し心に来るものがありました。皆さんにも心当たりあるんじゃないでしょうか。相手が望むことをしてあげたい、と思うのは自然なことだと思います、それが好きな人ならなおさらです。でもそれを『そうしなければ嫌われてしまう』『相手の望むことをしなければいけない』と思い込んだ人間は不幸です。

デートをしても、交わっても、晴子の不安は無くなりませんでした。晴子にとって陽人は自分の全てです。その陽人から直接伝えてもらわない限り、その不安は無くなりません。結末としては、この騒がしくも明るい作品らしい終わり方になったと思います。ありったけの思いのたけを伝える晴子の演出は好きです。何ならあれと同じ熱量文量で陽人から晴子への思いを伝えてほしかったですね。虚姫の『晴子には他の線もできている』という発言も良かったですね。感慨深かったです。

とりあえず晴子ルートが終わったので、ネタバレ感想でした。普段明るい人が大人しく寂し気にしてると、不安になりますね。そんな晴子ルートでした。最近は世界が終わるか、時間がループするか、SF的な要素のあるゲームばかりやっていたので、SF的要素が限りなく少ないこのゲームは新鮮な気持ちでできました。今俺はどの世界線にいるんだ!世界線が移動しすぎてわけわからねえ!回想風な感じで全く違う時間軸世界線の話を盛り込んでくるんじゃねえ!という兄貴にはお勧めです。

気になっている兄貴は、値段もそんなにしないのでお近くのショップなどへ是非どうぞ!

文字だらけになってしまった上に、ちょっと真面目な感じになってしまった。ではまた

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