アインシュタインより愛を込めて、ロミルート及びグランドルート、クリアしました。感想、書いていこうと思います。ロミルートはグランドルートの一部のような感じなので、まとめて感想を書きます。
ほんのり示唆されていたりいなかったりな鯨の正体、7年前に起こったこと、彗星機構の目的、巫女の正体、郷田さん、主人公の父について、”アインシュタインより愛を込めて”のタイトル回収、ざっとこんなところがあります。
鯨の正体についてですが、鯨の正体は地球より数万年先の科学力を持つ星から送り込まれた情報体です。その星は滅びに瀕した際に、滅びる自分たちの代わりに真理を見つけ出すことのできる生命体を探し、科学力技術力を宇宙へと打ち出しました。それが、地球へ降りた際に鯨に擬態し形をとったものです。鯨は人類に対しアクセスを試み、人類もまた鯨にアクセスを試みますが成功することはなく、主人公のみが鯨へアクセスし、他星の情報を閲覧するおことができます。その情報を全て地球に解き放つことを、『扉を開く』と表現していました。そうした場合、ほぼ全ての生物は鯨の持つ情報量に耐えることができず、人類の生存確率は5万人に1人の割合である、という試算がされています。これが、彗星機構が主人公を狙う理由です。主人公がその気になれば、扉は開き、人類に危機的状況が訪れることになります。こうならないように、各ヒロインルートで主人公は、ある時はすり切らされ、眠らされ、破壊されることになります。
巫女は郷田さんが作ったAIでした。人類よりも賢くなるAIに支配されて、人類は幸せになれるのでしょうか。2045年にシンギュラリティが起きた場合はこのような未来が待っているかもしれませんね。あと最後のロミ、郷田さんに辛辣すぎます…。
アインシュタインより愛を込めて、のタイトル回収は熱かったです。最後の最後でしたが、このゲームで一番泣いた場面でした。本当に、こういうの弱い。ここは是非プレイして見てほしいです。
ゲーム全体の総合評価(10段階)としては
キャラクター 6
シナリオ 7
音楽 4
立ち絵 6
一枚絵 7
総合評価 6
という感じになります。
ゲーム全体としては、丁寧に作られていて好感持てます。僕は好きです。ただやはりヒロイン同士の掛け合いなどが少なく、主人公とヒロイン、主人公と誰それ、のみの関係に終わっていることが多かったので、それが残念でした。最近僕がやったゲームがヒロイン同士の掛け合いや仲良さそうな雰囲気が伝わってくるものが多かったので、そう感じるだけかもしれませんが。音楽についても、BGMとして流したい名曲!というものはありませんでした。可もなく不可もなく、といったところです。よかった場所も多いです。メシアとの戦いで、ほぼ説得だけで終わらせるところや、佳純ルートの主人公の言葉など、胸を打つシーンもたくさんありました。タイトル回収の場面もですね。ボリュームに関しては、フルプライスにしてはちょい少な目かな?と思うこともありますが、最近のゲームってこのくらいなんですかね?わかりません。ひと夏のサイエンスラブストーリーと言うなら、もう少しサイエンス的な要素があってもよかったかも…。OPはヨシ!です。あとゲーム内容に関係ないのですが、なんで公式HPあんなに検索順位低いんですか!びっくりです。面白いのですが、あと一歩足りない、もったいないゲーム、という感じでしたね。片桐猛が出てくる場面は笑えるので好きです。ううむ、普通すぎて書くことないなり。
ではまた。
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