アインシュタインより愛を込めて、佳純ルートクリアしました。これもまた、忍さんルートとも唯々菜ルートとも違うものです、全く別の展開になります。ここまでやって思ったのですが、これクリアする順番が違ったら、どんな風に見えていたのでしょうか、興味あります。そして先にお話ししますが、エンディングは忍さんルートと唯々菜ルートを足して2で割ったような感じでした、僕の頭の中は混乱しまくりです。では佳純ルートを解説していきます。
佳純のボクシング指導?→主人公の入院という流れです。忍さんルートや唯々菜ルートで起こった事件のようなことは起こりません。割と平和です。個人的によかった点がいくつかあります。
①片桐との絡み
②彗星病の告白
この2つは他ルートでは無かったところですね、非常によかったです。まず①なのですが、このルートのヒロインはもちろん佳純ですが、片桐も結構出てきます。忍さんルートと唯々菜ルートでは他の女の子の登場はゼロに近い感じだったので、これは嬉しいです。やっぱり主人公とヒロインだけよりも、多くのキャラクターが絡んできたほうがいいですね。片桐のいいボケで話も楽しく読み進められます。次に②ですが、結構重要なシーンだと思います。主人公は主治医の郷田さんから後遺症が残る可能性があるが治療法がある、と提案されます。脳に影響を与えて自分が自分でなくなるほどの後遺症です。それを、佳純に話すシーンなのですが、ここの主人公の言葉に泣きました。以下原文ママです。
「俺は、そんなたいした人間じゃないかもしれない」
「知ってるさ。独りよがりだし、空気はよめないし……友達は少ないし……」
「でもな…」
「それでも俺は……俺なりに、俺のことが好きなんだ」
「俺は俺なりに、自分が好きで生きているんだ」
名シーンです。主人公は尊大で、勘違い野郎で、たいしたやつでもないのに偉そうで、僕はそんな風に考えていました。劇中でも主人公はそのような扱われ方をしています。同級生からは腫物のように扱われて、拗らせて、友達のいない変わり者。それを主人公が自覚していた、と判明するシーンです。「それでも俺は……俺なりに、俺のことが好きなんだ」という台詞は主人公の魂の叫びです。
ここ、本当に共感できます。これを見て下さっている兄貴たちも同じではないでしょうか。周りの人よりも劣っていても、何一つ人に勝てるものがなくても、それでも僕は僕が好きです。人生が辛いことばかりでも、頑張っているのは自分が好きだからです。そんな僕たちの言葉を、代弁するかのようなシーンでした。佳純ルートで一番好きなシーンです。
そして手術を受け、その結果主人公の知能は7歳児程度まで低下、記憶を失ってしまいました。何もかも忘れ子供のようになった主人公に、「彗星機構はもっと上手く君を治療できた、彗星機構の目的は治療ではなく主人公の能力だった」とロミが語り掛けます。その後、佳純のところへ行き、7歳児の言葉で佳純に告白をして終了です。
このルートでも少し重要ワードが出てきます。
『鍵』 他ルートでもちょくちょく出てくるワードです。郷田さんは新世界の扉を開く鍵、と言っています。詳しいことはまだ不明です。
この『鍵』と『鯨』は今後の話の最重要ワードになることは間違いありません。彗星機構はたびたび主人公を『世界の脅威』としていますが、彗星病患者がどのように世界の脅威になるのかは全くわかっていません。この先のルートで重要になってくるポイントだと思います。
ここまで終わったところで、タイトル画面に戻ると開始のMAINの横に小さくOPEN THE DOORと書いてあります、あれ?最初こんなこと書いてあったかな。とりあえずは、次は個別ルート最後になるロミの話です。物語の核心に迫る話になるはずです。なんたってパッケージの女の子!つまりメイヒロインです!期待して進めましょう。では今日はこんなところで。
ではまた。
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