きまぐれテンプテーション【感想】

ゲーム

きまぐれテンプテーション、クリアしたので感想を書いていきます!このゲーム、オープニングの可愛くて明るい感じからは全く想像できないハードで残酷な展開がありました。結構怖かったのですが、短い中にもしっかりとしたストーリーがあり、面白かったです。このゲームがヒットしてから、似たようなゲームが結構出て来たイメージです。小学生の頃に習った雨後の筍という慣用句を心で理解しました。では感想書いていきます。ネタバレありますので、プレイしていない方はご注意です。

登場人物

巽悠久

主人公です。陰陽師の大学1年生この物語の舞台であるマンションの調査にやってきます。術が使えたり剣を持っていたり、カッコいいです。そして、常識人です。アンネと協力してこの事件の解決のために奔走します。

アンネリーゼ

イギリス出身の悪魔です。日本の永住権を得るために今回の事件の解決に協力します。可愛い、明るい、でかい、ピンク、勝ちました!勝利確定です!きまぐれテンプテーションの魅力は8割くらいアンネリーゼにあると思います。

感想

実は僕、このゲームオープニングしか知らずに買ったのでゲームを始めてかなり面食らいました。こんな話なの?可愛くてポップで明るいオープニングとは全く違うじゃん!といい意味で裏切られたましたね。拠点が敵地の真っ只中なので、朝起きたら何か起きてるんじゃないか、というスリリングさがありました。かなりハードで精神を削られる展開が続きます。特に、ロゥジィの話はきつかったです…。薬物とか、本当ダメ絶対。起こっている事件や内容は終始ハードで精神を刻むものなのですが、そこをアンネとの会話が緩和してくれます。ヒロインがアンネでなかったら、暗すぎて陰鬱すぎて成立しない話になっていると思いました。トゥルーエンドに至るまでもそこそこ条件が厳しく、トゥルー以外ではマンションに囚われたり、心に何かを抱えたまま事件が終わったりします。トゥルーエンドでは呪いの発生源が明らかになりますが、『そこかー』と思いました。他のエンディングであんなに含みがあったのは、そのせいかと。

呪いの発生源がアンネであると判明したときは、本当にこの物語の落とし所がわからなくなりました。呪いは祓わなくてはいけない、でもアンネを殺したら、この物語何だったの?ということになるからです。それでもアンネの意思を尊重して呪いを祓い、そしてそれからの展開は熱かったです。何より最後の1枚絵、何を犠牲にしても必ずアンネを取り戻すという強い意思とその結果、そしてこの先どんなことがあってもアンネと二人で乗り越えていくという未来を感じさせる最高の1枚絵でした。こういう、語られないけど感じるタイプのものって大好きです。

ロープライスの作品でありながら、非常に完成度が高い作品でした。最初にも書きましたが、このゲームが出てから似たようなゲームがポコポコ生まれました。それほど影響力の強いゲームだったのではないでしょうか。

ゲーム全体の総合評価としては、ロープライス作品ということを踏まえた点数ですが

キャラクター  9

シナリオ    8

音楽      6

立ち絵     9

一枚絵     8

総合評価    8

となります。絵の話を全然していなかったのですか、絵凄く可愛いです。きましま青先生の書く柔らかくて可愛い絵柄とアンネの明るい性格がぴったり合っています。BGMは、まあそこまで…。OPは最高です。このOPに騙された!という方も多いのでは?僕です。ただ、ゲームが面白かったのでオッケーです。

以上がきまぐれテンプテーションの感想になります。最近ブログ更新サボりにサボっていたので、せめて月2か3はしたいと思います。それでは。

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