鬼がくる。虚姫ルート、クリアしました!
虚姫ルート、どんな感じで来るかと思ったのですが、忘れられる系の話でした。僕これ系に弱いんですよね、簡単に言うとCLANNADの風子ルートです。
虚姫が元人間であり、虚姫の時代の土地神様から神の座を受け継いで神になったことが明かされます。夢で見た小さな祠は虚姫が人間だった時代の土地神様の祠なんですね。一人の人間を愛することは神として存在理由がなくなるため消えてしまうことに繋がり、それに係り関係の薄かった人間から虚姫の記憶が消えていきます。存在も認識してもらえたりもらえなかったりの状態となり、虚姫は最後の望みとして学校でのライブをしたいと言い、陽人はその望みを叶えようとします。
その間いろいろあるのですが、忘れていく系の話って、本当に涙腺に来るんですよね。晴子が虚姫に大好きだ、という場面、泣きました。晴子が虚姫を忘れたとき、泣きました。もう物語として卑怯なレベルですよね、このシナリオ、泣くにきまってるじゃないですか。CLANNADのせいで僕含め日本中の兄貴の涙腺は一度壊した肩、切った靭帯のように脆くなっているんですから。虚姫の強さ、弱さ、キャラクターが見えるいいシナリオでした。
エピローグも良かったですね。卒業したら晴子ニートなんかい!ってなりましたね。まあ、ここまできた兄貴なら陽人と同じく妙な安心感を覚えたかもしれませんが。
お花見の時の写真も、いつか出てくるんだろうなーとは思っていましたが、最後の最後で使われるとは思いませんでした、泣きました。めちゃくちゃいい一枚絵ですね、鬼がくる。の一枚絵の中で一番好きです。特に、ちょっと恥ずかしそうに困ったように控えめに陽人の腕を抱きしめてる凛々可愛すぎます。泉水いこ先生渾身の一枚ですね。
ゲーム全体の総合評価(10段階)としては
キャラクター 7
シナリオ 4
音楽 3
立ち絵 10
一枚絵 9
総合評価 5
という感じになります。
各ヒロインともにキャラクターが立っていて掛け合いも面白かったです。シナリオの評価が辛いのは、文量の少なさもあってです、フルプライスにしてはボリューム不足かな?と思うところがありました。鬼うたと同じようなコンセプトだなーと思っていましたが、鬼うたよりも優しい物語でした。そのあたりは僕の中で評価高いです。ヒロインが猟奇的な死に方をしたりもしないですしね!ありがとうございます、えにしそふと!修羅場的な場面はありあすが、尾を引くようなものではなく、良くも悪くも登場人物が(主人公以外)精神的に強いです。音楽については特筆すべき点はありませんでしたスミマセン…。これについては他のゲームの神BGMを聞きすぎたせいで、耳が肥えているだけだと思います。悪いわけではないのですが、記憶に残る名曲がなかった、というだけです。立ち絵、一枚絵は非常にクオリティ高く、大満足でした、綺麗に丁寧に描かれています。立ち絵が可愛すぎてキャラクター眺めてるだけでちょっと幸せな気持ちになれるゲームってかなり貴重だと思います。絵の好みもあるかもしれませんが。
総合的には10段階評価で5ですね。僕は中古で入手したので、その金額とクオリティを考えたら6にしてもいいと思います。この会社は鬼がくる。を出してから音沙汰がありませんが、僕は好きなので新作情報などありましたらチェックしていこうと思います。
それでは、『えにしそふと』の『鬼がくる。』の感想&評価を終了したいと思います。ここまで読んでくださった兄貴たち、ありがとうございました。
ではまた。
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